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本のあらすじ、感想を書き留めるブログ

山崎ナオコーラ『かわいい夫』

日々の暮らし。父との死別。流産。ふたたびの妊娠。
さまざまな出来事をとおして、 浮かび上がってくる、あたらしい結婚の形。
変化していく、作家のこころ。
毎日、少しずつ読みたくなる、結婚エッセイ集。
装画、みつはしちかこ
本書には、西日本新聞に連載されていたエッセイが44本、書き下ろしエッセイが48本収録されています。

(Amazonより抜粋)

 

『指先からソーダ』というエッセイを読んだのは随分前でしたが、山崎ナオコーラさんを取り巻く環境が大きく変化していることがわかります。

デビューして10年。文学賞は取れないし、本も売れない。どこで自分のモチベーションを保てばいいのか悩まれていたことも、この本では素直に語られていました。

 

また、書店員の旦那様や、頑固だけれど憎めない父親について書かれた文章は愛に満ちていて、読者を幸せな気持ちにさせてくれます。

 

一番好きな本かもしれません。

 

かわいい夫

かわいい夫