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本のあらすじ、感想を書き留めるブログ

文学

村上春樹・川上未映子『みみずくは黄昏に飛び立つ』

【内容】 川上未映子から村上春樹への、11時間にのぼる超ロングインタビュー集。 最新作『騎士団長殺し』の誕生秘話だけでなく、小説を書くことの方法や極意、自身が得た名声や今後について、これでもかと語りつくす、完全保存版 後書きで、思わず村上春樹が…

湊かなえ『リバース』

【あらすじ】 主人公、深瀬和久は事務機器の営業を仕事とするさえないサラリーマン。唯一の特技は美味しいコーヒーを淹れること。行きつけの喫茶店で越智美穂子という女性と出会い日常に華が咲きはじめた矢先にある出来事が起こる。 『深瀬和久は人殺しだ』…

若林正恭:編『ご本、出しときますね?』

【内容】 小説家って面白い! 無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが、「自分のルール」を語りつくす。BSジャパンで放送された大人気番組の書籍化。 (帯より) 小説家がテレビに出演する流れは昔からありましたが、基本的には「文化人」…

松浦理英子『最愛の子ども』

【あらすじ】 <パパ>日夏、<ママ>真汐、<王子>空穂。 女子高生三人が作り上げる疑似家族と、それを愛でる「わたしたち」。 不思議な三角関係が築き、そして壊れるまでを描く、著者4年ぶりの傑作長編。 松浦理英子さんは本当に寡作な方で、長いキャリアの割に…

伊藤朱里『稽古とプラリネ』

【あらすじ】29歳フリーライターの主人公は、雑誌のコラム連載のために女性の習い事を取材することに。10年付き合っていた彼氏との別れ、親友へ感じてしまう劣等感、過去の苦い出来事との折り合いのつけ方…。主人公と同年代の読者に向けた「女子のリアル」の…

オカヤイヅミ『おあとがよろしいようで』

「死ぬ前に食べたいものは何ですか?」という問いは、飲み会なんかでは割と定番の質問かもしれません。 例えば私の場合は梅干し入りのおにぎりとお味噌汁で、食べた後、眠りに落ちるように死ねたら幸せだなあとぼんやり考えていますが、そもそもこの本の作者…