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恩田陸『猫と針』

同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ…。15年前の事件の真相とは?そしてこの宴の本当の目的は?著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。

 

 

登場人物が男女5人だけの戯曲なんだけど、名前がみんな平凡(サトウ、タナカ、スズキ、タカハシ、ヤマダ)で、始めは見分けがつかず読みにくいと思いました。

ただ、第1場、第2場と進めていくと、キャラクターの輪郭がつかめてきて気にならなくなったし、さすがの恩田陸。しっかり面白かったです。

 

「その場にいない人の話をする」話と口上であるように、会話が見どころであるこの作品。『木曜組曲』が好きな方にオススメします。

 

猫と針(新潮文庫)

猫と針(新潮文庫)