20代OLが読書感想を書き留めるブログ

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山崎ナオコーラ『ボーイミーツガールの極端なもの』

管理栄養士を目指す大学生は野球選手との結婚に憧れ、
子育てを終えた中年の女性がファッションデザイナーと巡り合う。
引きこもりニート松田聖子に恋慕し、
その弟は誰に対しても自分から「さようなら」を切り出せず、
兄弟の父親は妻と再会する。
人と接するのが苦手な少女は思いがけず人気アイドルになって、
アイドルの付き人は嫉妬に苦しみ、
三流俳優は枕を濡らす。
植物屋の店主は今日も時間を忘れてサボテン愛に耽る。

年齢も性別も境遇も異なる男女が出会い、恋をし、時には別れを経験する。
「絶対的な恋なんてない」
不格好でも歪でもいい、人それぞれの恋愛の方法を肯定する連作小説集。

人気多肉植物店・叢Qusamuraの店主・小田康平が植物監修を務める。

(Amazonより)

 

山崎ナオコーラさんは、デビュー作『人のセックスを笑うな』で王道といえる「ボーイミーツガール」物の作品を書いたけれど、本作は、「ボーイミーツガール」の枠に収まらない、「極端」な恋愛がたくさん描かれています。

 

各作品の語り手は全員違いますが、サボテンを通して世界観がゆるーくつながっていて、登場人物の意外なその後がわかるのも楽しめました。

 

サボテンに沢山の品種が存在するように、人の数だけ恋愛の形が存在する。

そんな当たり前なことに気づかせてくれる素敵な作品集です。

 

 

ボーイミーツガールの極端なもの

ボーイミーツガールの極端なもの