20代OLが読書感想を書き留めるブログ

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サンテグジュペリ『星の王子さま』

沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。生きる意味を問いかける永遠の名作の新訳。

(Amazonより抜粋)

 

星から星へ旅をする王子さまによる記憶をめぐるお話。名言、名エピソードが多すぎて、読んでない人には今すぐ読んでとしか言えません。最後の「ぼく」と王子さまのやりとりには思わず涙が出そうになりました。

 

この本は買ったままずっと本棚にしまってあったのですが、フォローさせていただいてる方がミュージアムに行かれてるのをみて、手に取りました。きっかけを作ってくださり感謝です。

 

有名作すぎて、たくさんの方が翻訳していますが、私が読んだのは池澤夏樹さん訳。後書きから、岩波少年文庫で出版された初代翻訳版へのリスペクトも垣間見れるので、新訳で読み直したい方にもオススメできるかと。

 

子ども向けの本とあなどってはいけない。深読みしようと思えばいくらでも深読みできるようになっていて、サンテグジュペリの執筆背景(第二次世界大戦でフランスが占領下にあい、アメリカに亡命した)などを考えると、痛切な戦争批判、人間批判がみてとれます。

美しいストーリーですが、世のなかに照らし合わせながら読める作品です。

 

 

星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)