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オカヤイヅミ『おあとがよろしいようで』

「死ぬ前に食べたいものは何ですか?」という問いは、飲み会なんかでは割と定番の質問かもしれません。

例えば私の場合は梅干し入りのおにぎりとお味噌汁で、食べた後、眠りに落ちるように死ねたら幸せだなあとぼんやり考えていますが、そもそもこの本の作者、オカヤイヅミさんの場合、「死ぬの怖くなくなるものを食べたい」と言ってしまうほど、死の恐怖がベースにあるのでした。

本書は死恐怖症の作者が、15人の作家たちに「死ぬ前に食べたいものは何か」という問の答えを聞いてまわるコミックエッセイです。

彗星が落ちてくると仮定して、食欲がなくなることを見越した胃に優しいメニューを選択する人、純粋に自分の好物を食べる人、あえて食べたことのないものにチャレンジする人…。

皆さん回答が千差万別で、話は自分の死のシチュエーションにまで及びます。

死ぬ直前まで小説を書き続けるかという問いも、当たり前のように書くという人もいれば、「書かなくなったらフェードアウトしたい」と言ってる人もいて、思わず笑ってしまいました。

食べるのが好きということは、生きるのが好きということ。死ぬ前に食べたいものを考えるということは、生き続けたいと願うことなのかもしれません。

 

 

 

おあとがよろしいようで

おあとがよろしいようで