20代OLが読書感想を書き留めるブログ

本のあらすじ、感想を書き留めるブログ

雑記:読書垢をこじらせた話①

はじめに 私がTwitterで読書感想をつぶやくアカウント、通称「読書垢」をやり始めて1年と3カ月が過ぎようとしています。Twitter上には同じようなアカウントを持っている人達がたくさんいて、フォローしたりされたりしながらごく少数ですがやりとりもさせてい…

春見朔子『そういう生き物』

千景とまゆ子。高校の同級生である二人は、10年ぶりに偶然再会し、思いがけず一緒に暮らし始める。 薬剤師の千景は、とある男との逢瀬を重ねながらも、定年退職した大学の恩師「先生」に心を寄せている。 叔母のスナックでアルバイトをするまゆ子は、突然家…

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もフェミニストでなきゃ』

わたしはハッピー・フェミニスト! ビヨンセを始め全米が称賛したTEDスピーチ、待望の邦訳! ディオールのパリコレでも同名ロゴTシャツが登場、話題沸騰中。 あたらしいジェンダーについて最適の1冊(Amazonより) TEDxEustonというプレゼンイベントで行われた、…

高原英里『不機嫌姫とブルックナー団』

天才作曲家にして非モテの元祖・ブルックナーを偏愛するオタク3人組との出会いが、夢を諦めた文系女子の運命を変える? ままならない人生に心ふさぐ人々へ、エールを送る異才の書下ろし快作! 小川洋子氏、穂村弘氏推薦。 高原英里『不機嫌な姫とブルックナー…

住野よる『君の膵臓をたべたい』

偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。 それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。 そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。 病を患う彼女にさえ、平等につきつけ…

『リアルプリンセス』

古今東西に伝わるさまざまなプリンセス・ストーリーを、現代に置き換えたとしたら、どんな物語になるのでしょうか? 人気の女性作家六人が、それぞれが選んだ題材をもとに物語を書き下ろすアンソロジー集。女性ならではの優しさあり、はたまたぴりりとする毒…

山崎ナオコーラ『指先からソーダ』

けん玉が上手かったあいつとの別れ、27歳の誕生日に自腹で食べた高級寿司……朝日新聞の連載で話題になったエッセイを中心に、しゅわっとはじける言葉たちがつまった、爽快で痛快な著者初のエッセイ集。 (Amazonより) デビューしてから約4年間に書きためられた…

サンテグジュペリ『星の王子さま』

沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立った…

マーヤ・ヴァン・ウァーグネン『マーヤの自分改造計画』

学校ではどこで誰と過ごすか、または過ごさないかで属すグループが決まる。 あたしは生徒のなかでは最下層、目立たないグループに分類されてる。 自分より階層が上の誰かに餌食にされないかぎりは…。ある日、パパが古本屋で『ティーンのための人気者ガイドブ…

石田衣良『1ポンドの悲しみ』

数百キロ離れて暮らすカップル。久しぶりに再会したふたりは、お互いの存在を確かめ合うように幸せな時間を過ごす。しかしその後には、胸の奥をえぐり取られるような悲しみが待っていた―(表題作)。16歳の年の差に悩む夫婦、禁断の恋に揺れる女性、自分が幸せ…

島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』

特別じゃないわたしたちの、特別な日常 『ナラタージュ』『Red』の著者が描く、新たな恋愛小説。 「どこへ行きましょうか」 「どこへ行くか」 30歳の私は、あの日、夕方の春の海辺で、どこへ行けるか分からない恋を始めた。限られた時間の中にいる男女の行く…

米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』

小市民を目指す小鳩君と小山内さんのコミカル探偵物語 小鳩くんと小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに2人の前には頻繁に奇妙な謎が現れる。消えた…

川上未映子×穂村弘『たましいのふたりごと』

作家・詩人として日本文学の最前線を疾走する川上未映子と当代一の人気歌人・穂村弘が、人生のワンダーを求めて、恋愛・創作・生活等々を縦横無尽に語りつくす! (Amazonより) この本を読む直前に、川上未映子の、村上春樹へのインタビュー集を読んでいて、な…

スティーブン・チョボスキー『ウォール・フラワー』

【あらすじ】 チャーリーは15歳。美人な姉と、フットボール選手の兄とはそれなりに仲がいい。高校で知り合ったパトリックとサムは初めて心から愛した親友だった…。 大人も子供も傷つき、傷つけながら人生を生きる。最高にクールな青春小説。 アメリカの10代…

三浦しをん『本屋さんで待ちあわせ』

【内容】 1日の大半を本や漫画を読んで過ごしている作者の、新聞や雑誌で掲載された文章をまとめた書評集。 本が好きで好きで仕方がないんだろうな、と思う前のめりな文章。あらすじや話の構造にせまるというよりも、どれだけその本が自分の心を揺さぶったか…

村上春樹・川上未映子『みみずくは黄昏に飛び立つ』

【内容】 川上未映子から村上春樹への、11時間にのぼる超ロングインタビュー集。 最新作『騎士団長殺し』の誕生秘話だけでなく、小説を書くことの方法や極意、自身が得た名声や今後について、これでもかと語りつくす、完全保存版 後書きで、思わず村上春樹が…

湊かなえ『リバース』

【あらすじ】 主人公、深瀬和久は事務機器の営業を仕事とするさえないサラリーマン。唯一の特技は美味しいコーヒーを淹れること。行きつけの喫茶店で越智美穂子という女性と出会い日常に華が咲きはじめた矢先にある出来事が起こる。 『深瀬和久は人殺しだ』…

若林正恭:編『ご本、出しときますね?』

【内容】 小説家って面白い! 無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが、「自分のルール」を語りつくす。BSジャパンで放送された大人気番組の書籍化。 (帯より) 小説家がテレビに出演する流れは昔からありましたが、基本的には「文化人」…

石田衣良『坂の下の湖』

【内容】 フリーマガジン「R25」にて連載されたコラムをまとめた本。政治、経済、仕事、結婚、趣味など、石田衣良がポジティブな視線でぶった切る。2008〜2010年分をまとめたエッセイ第3弾。 20代後半から30代前半の働く男性読者を対象にしたフリーマガジン…

松浦理英子『最愛の子ども』

【あらすじ】 <パパ>日夏、<ママ>真汐、<王子>空穂。 女子高生三人が作り上げる疑似家族と、それを愛でる「わたしたち」。 不思議な三角関係が築き、そして壊れるまでを描く、著者4年ぶりの傑作長編。 松浦理英子さんは本当に寡作な方で、長いキャリアの割に…

夏川草介『本を守ろうとする猫の話』

【あらすじ】 主人公は高校生の夏木林太郎。ある日、たった1人の肉親で古書店を営む祖父を亡くした彼は、学校へも行かずに店の中で閉じこもっていた。そこへ、人間の言葉を話す一匹のトラネコが現れ、彼を不思議な本の世界へ連れて行ってしまう…。 「お前は…

川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』

【あらすじ】 過去へ戻れる喫茶店フニクリフニクラに訪れた4人の女性達。 喧嘩別れした恋人、記憶を失ってしまった夫、命を落とした肉親、そしてまだ見ぬ新しい家族…。 時を越えて話をすることで、やっと気づくことがある。通じ合う思いがある。 「4回泣ける…

かんべみのり『入社1年目からのロジカルシンキングの基本』

【内容】 本書の主人公は、「ヤングかんべちゃん」。 20代をフリーター、海外放浪をしながら過ごし、キャリアのことはあまりちゃんと考えていませんでしたが、28歳のときに初めてあるイベント運営会社の正社員として採用されます。 最初の仕事はニッポン元気…

伊藤朱里『稽古とプラリネ』

【あらすじ】29歳フリーライターの主人公は、雑誌のコラム連載のために女性の習い事を取材することに。10年付き合っていた彼氏との別れ、親友へ感じてしまう劣等感、過去の苦い出来事との折り合いのつけ方…。主人公と同年代の読者に向けた「女子のリアル」の…

村上春樹『騎士団長殺し』

【あらすじ】 妻に別れを告げられ居場所を失った肖像画家の「私」は、かつて名画家が住んでいた家に暮らすことになる。そこには「騎士団長殺し」という絵が隠されていて…。 魅力的な登場人物と、謎が謎を呼ぶストーリー展開にどっぷり浸ることができて幸せな…

オカヤイヅミ『おあとがよろしいようで』

「死ぬ前に食べたいものは何ですか?」という問いは、飲み会なんかでは割と定番の質問かもしれません。 例えば私の場合は梅干し入りのおにぎりとお味噌汁で、食べた後、眠りに落ちるように死ねたら幸せだなあとぼんやり考えていますが、そもそもこの本の作者…